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ヒト・コトを知る

建設コンサルティング営業からデータの世界へー知的好奇心と学びを糧に挑むキャリアチェンジ

Kazuaki.T
Kazuaki.T
コンサルティング本部
ストラテジー&コンサルティング部

略歴

建設コンサルタント企業の営業職から、未経験でデータ活用の世界へ。
DATUM STUDIOでコンサルタントとして活躍するKazuaki.Tさんは、前職で培った顧客折衝力を強みとして、旺盛な好奇心と向学心を武器に、大規模プロジェクトを牽引しています。異業界への挑戦を決意した背景と、DATUM STUDIOならではのやりがいについて伺いました。

これまでのキャリア

街づくりへの憧れから、データ分析の世界へ

前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか。

新卒で入社したのは社会インフラ全般を手掛けるリーディングカンパニーで、私は県庁や市役所といった地方公共団体を担当し、営業職として4年半ほど勤務しました。

高校時代から街づくりに興味があったのですが、そのきっかけは都市開発シミュレーションゲームです。都市の仕組み・資金の流れ・人の動きが複雑に絡み合う世界に惹かれ、なかでも「資金の循環」に興味を持ったことから、大学では経済学を専攻しました。就職活動でも街づくりへの想いは途切れず、最終的に社会インフラの構築に携われる同社を選びました。

充実したキャリアを歩まれていたと思います、なぜ転職を決意されたのですか。

東日本大震災の復興事業が終盤に差しかかっていたタイミングで、東北支社に新卒社員として配属されることになりました。被災された地域の方々の感情に寄り添う難しさを感じつつも、現場で社会インフラのリアルな役割を体感する中で、「手触り感のあるやりがい」を実感しました。

転機となったのは営業活動の傍らで取り組んでいた数字や競合・経営情報の分析・可視化する業務です。この経験を通じてデータ分析そのものに強い関心を持つようになりました。
「お客さまと対話する仕事を続けながら、データ分析の専門性を磨くことはできないか」ーーそう考え、独学でITを学びながらデータ分析の世界に挑戦することを決意しました。

入社経緯

面接で感じた、会社の誠実さ

転職活動はどのように進められたのですか。

複数の転職エージェントに相談しました。
当時の私が希望していた条件は「IT業界未経験」「データに関わる領域」「顧客と対話がしっかりできる仕事」というもので、今思うと少し厳しいものだったかもしれません。
紹介されたのはIT系のコンサルティングファームからWeb系エンジニアまで幅広かったものの、「IT未経験」が足かせとなり、書類選考や面接で落ちることも少なくありませんでした。

そのなかで、DATUM STUDIOに入社を決めた理由は何だったのでしょうか。

一番の決め手は「面接での体験」です。面接官が履歴書や職務経歴書を丁寧に読み込み、形式的な質問ではなく、私の経歴に沿った具体的な質問を投げかけてくれました。その姿勢から「この会社はヒトに本気で向き合ってくれている」と強く感じました。

さらに、会社や働き方に関する説明も丁寧で入社後のイメージを具体的に描けたことも大きかったです。エンジニアが多く在籍する専門家集団であり、コンサルタントは少数精鋭という環境は前職と似ていて、自分にとって働きやすいと直感しました。コンサルタントという「職種」そのものよりも、DATUM STUDIOという会社の事業内容や人に魅力を感じ、入社を決めました。

プロジェクトについて

自身の経験を強みに、クライアントの課題解決に挑む

現在の業務内容を教えてください。

プロジェクトマネージャーとして、2つの案件を統括しています。1つは不動産系企業の競合分析ダッシュボード構築、もう1つはクレジットカード会社の分析基盤構築です。

前者のプロジェクトでは、複数のベンダーと調整しながらスケジュール管理や技術的な助言を担当しています。ゼネコンの施工管理に近い役割で、初めてのプロジェクトマネジメントでしたが前職の経験が活きました。

後者の大規模プロジェクトは、メンバーとクライアントの橋渡し役を担いながら、自らもSQLを書いて技術を理解したうえでお客さまに対して自分の言葉で説得力をもって説明や提案することを心掛けています。

DATUM STUDIOのコンサルタントならではの面白さはどこにありますか。

コンサルタント、エンジニア、データサイエンティストの距離が非常に近い点です。三者が一体となって動くため、最新の技術トレンドやツールに関する情報に直接触れ、その知見を即座に学び、提案へとつなげることができます。

また、お客さまから「自社の社員以上に当社のことをよく理解してくれている」という言葉をいただいた時は、何物にも代えがたい喜びがあります。

DATUM STUDIOで描く未来

好奇心を原動力に、自らの色で未来を拓く

DATUM STUDIOの組織文化や働く環境について教えてください。

社内はフラットで、社長や役員とも距離が近い環境です。一人ひとりがプロフェッショナルとして尊重されており、困ったことがあれば気軽に相談できる風通しの良さがあります。

学びの機会も豊富です。入社直後の研修では、コンサルタントも希望すればエンジニアと同じカリキュラムを受けることができ、基礎的な技術を体系的に学べます。その後も社内勉強会が頻繁に開催されるため、自ら情報をキャッチアップすることに加え、受動的に知識を吸収できる環境も整っています。

今後のビジョンについてお聞かせください。

経験を積み重ねながら、データに関する領域全体を俯瞰できるようになりたいです。将来的には「本質的なアドバイスをさりげなく提示できるマネージャー」を目指しています。社内では同じグループの上司や代表の武智をロールモデルとしています。

最後に、未来の仲間へメッセージをお願いします。

DATUM STUDIOは組織も業界も活気があり、常に変化している環境です。だからこそ決まったやり方に固執せず、変化を前向きに楽しめる方にとっては、非常に魅力的な職場だと思います。自分自身の強みや個性を活かし、この業界で価値を創出したいと考える方と一緒に働けることを楽しみにしています。DATUM STUDIOであれば、お客さまの事業成長に直結するやりがいを実感していただけるはずです。

DATUM STUDIO
IN FUTURE