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ヒト・コトを知る

「会社の集合知」で価値を生む。プロジェクトマネージャーが語る、技術とビジネスを融合させ、顧客の期待を超える仕事術

Hiroshi.I
Hiroshi.I
データエンジニアリング本部
データエンジニア2部 1G
グループリーダー

略歴

文系学部を卒業後、SIerに入社したHiroshi.Iさん。3年半にわたる様々な経験を経てDATUM STUDIOにジョイン。入社5年目を迎えた今では、大規模案件のプロジェクトマネージャーとデータエンジニア部のグループリーダーを兼任し、チームを牽引しています。
キャリアの原点には、前職で経験したタフなプロジェクトでの学びがありました。リーダーを務める彼が語る、仕事への哲学とDATUM STUDIOの魅力、そして未来の仲間に伝えたい想いとは。

これまでのキャリア

文系からIT業界へ。タフな経験が教えてくれた「主体性」の重要性

まずは、これまでのご経歴を教えてください。

大学はいわゆる文系で、プログラミングの経験もありませんでした。就職活動では業界を問わず「どこでも通用する専門性を身につけたい」と考え、成長できる環境を求めてSIerに入社を決めました。入社後はJavaやHTMLの研修からスタートし、最初は環境構築に苦労したのを覚えています。前職は30名ほどの少数精鋭の会社で、基幹システム開発からWeb制作、データ基盤構築まで幅広く担当しました。若手の頃から裁量を持って取り組めたことが、後々のキャリアにも大きな影響を与えていると思います。

前職で印象に残っているエピソードはありますか。

一番印象に残っているのは、課題を多く抱えていたプロジェクトに途中から参画したときのことです。
当初は「言われたことを愚直にやろう」という受け身の姿勢でしたが、次々と課題が明らかになっていくのを見て「このままではプロジェクトが上手くいかない」とはっとしました。その時に学んだのが、「立場に関係なく、自分ごととして捉えて動くこと」の大切さです。「誰かがやってくれる」ではなく、「気づいた人が声を上げて動く」。
このときに身についた“主体性”こそが、今の私の仕事の原点になっています。

充実したご経験をされていた中で、転職を考えられたきっかけは何だったのでしょうか。

幅広い業務を経験する中で、特にデータ領域に面白さと自身の適性を感じました。資格を取得したり、自主的に学ぶうちに「企画・設計・要件定義などの上流工程から携わりたい」という思いが強くなり、転職を決意しました。

DATUM STUDIOに惹かれたポイントは、自由な社風とメンバーの成長を後押しする文化です。面接してくださった役員の方々が個性豊かで、エンジニアのスキルアップへの考え方にも深く共感しました。ここなら挑戦を続けながら成長できると感じ、入社を決めました。

プロジェクト

プロジェクトマネージャーとして「最適な落としどころ」を探る

現在の業務について教えてください。

オフィス用品メーカー様のデータ基盤構築プロジェクトで、プロジェクトマネージャーを務めています。主な役割は大きく2つあります。

一つはQCD(品質・コスト・納期)のバランスを見極め、お客さまの期待値を適切にコントロールすることです。プロジェクトの序盤段階では、お客さま自身が「本当に実現したいこと」を明確にできていないケースもあるため、ヒアリングを通じて目的を言語化し、最適な形に落とし込むことを意識しています。

もう一つは、プロジェクトのメンバー個々人が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることです。最終的なアウトプットを創出するのはメンバー一人ひとりなので、なるべく彼らが働きやすいように環境を整備することが、プロジェクトを成功に導くために重要な役割だと考えています。

プロジェクトの進め方について教えてください。

ウォーターフォール型で厳格に進めるのではなく、DATUM STUDIOではお客さまの期待値やコストとのバランスを踏まえ、アジャイル的なアプローチで進めることが多いです。

また、技術選定のプロセスも特徴的です。AWS、 Google Cloud 、Microsoft Azureなど様ざまなソリューションから、メンバーと意見を出し合いながらクライアントにとって最適なものを選択し、構成を検討しています。

ときには見解の相違が生まれることもありますが、議論を重ねることで保守性や拡張性まで考慮したより良い解を導くことにつながっていると感じています。

組織の雰囲気

「会社の集合知」でバリューを出す。成長を支える学習環境とコミュニケーション

スキルアップはどのように行っていますか。

プロジェクトマネージャーになってからも、新しい技術をキャッチアップする意識は常に持つようにしています。DATUM STUDIOには「Udemy Business」が利用できたり資格取得補助などの制度が整っており、最近もSnowflakeの認定資格を取得しました。

しかし、それ以上に心強いのが「会社の集合知」です。様々な分野のプロフェッショナルが多く在籍しており、Slackで質問を投げかけると、誰かしらが必ず答えてくれます。当社の役員であり、子会社のちゅらデータCTOが掲げる「個人ではなく、会社の集合知としてバリューを出す」という考えが文化として根付いており、互いに支え合い高め合う風土があります。

Hiroshi.Iさんはグループリーダーも兼任されていますが、チーム作りで意識していることはありますか。

DATUM STUDIOはリモートワークで仕事しているメンバーも多いため、意識的に“人と人のつながり”を作ることを大切にしています。

新しいメンバーが加わるなどの節目には、オフラインでの懇親会を企画しています。一度顔を合わせて話すだけで、コミュニケーションが驚くほどスムーズになります。私自身も入社当初、リモートワークで距離の取り方に悩んだ経験があったので、仲間とのつながりを意識的に増やすようにしています。

その結果、チーム全体の安心感や働きやすさにつながっていると感じています。

DATUM STUDIOで描く未来

データのプロとして。DATUM STUDIOで共に働く仲間へ

Hiroshi.Iさんが仕事をする上で大切にしている考え方を教えてください。

「データのプロフェッショナルである」という自覚です。お客さまの私たちへの期待は高く、それに応えるために常に品質担保と価値提供を意識して緊張感を持って取り組むようにしています。自分たちの介在価値を正しく認識することが、品質の高いアウトプットにつながり、個々の成長にもつながると考えています。

どのような方と一緒に働きたいですか。また、DATUM STUDIOで活躍するために必要なマインドについても教えてください。

多様なスキルセットの方がいてこそ強いチームになるので、クライアントの課題解決の目的を正しく深く理解することに優れている方も、特定の技術を極めたスペシャリストの方も、どちらも大歓迎です。

ただ、技術スキル以上に重要だと考えているのは「主体性を持って、最後までやりきる」マインドです。当事者意識があれば、最新技術のキャッチアップ一つとっても「クライアントの課題を解決する」という明確な目的を持つことができ、学びの質も大きく変わってくると思います。

最後に、この記事を読まれている採用候補者の方へメッセージをお願いします。

DATUM STUDIOは失敗を恐れずに挑戦できる会社です。この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたなら、まずは話を聞いてみよう!と「小さな一歩」を踏み出してもらえるとうれしいです。遠慮や気後れする必要はないので、ぜひあなたの挑戦への第一歩をここから始めてみてください。

DATUM STUDIO
IN FUTURE