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ヒト・コトを知る

DATUM STUDIOにおける
プロジェクトへの関わり方とは

Takaya.A / Atsuki.A / Keita.M

対談メンバー

Takaya.A

データアナリティクス本部 IoTアナリティクス部 部長
入社時期:2017年度中途入社
前職:新卒でシステム系企業に入社後、第二新卒としてDATUM STUDIOへ転職

Atsuki.A

データエンジニアリング本部 データエンジニア部 部長
入社時期 2016年度中途入社
前職 バイオインフォマティクス関連の企業でSEを担当した後、生物系のデータ分析を請け負う企業を経験。その後、DATUM STUDIOに入社

Keita.M

データアナリティクス本部 カスタマーアナリティクス部 部長
入社時期 2019年度中途入社
前職 Slerや事業会社でWebのシステム開発やサービス基盤構築を経験。その後、スタートアップ企業でマーケティングマネージャ―を始めとするさまざまな業務を担当した後、DATUM STUDIOに入社

DATUM STUDIOのメンバーはどんなプロジェクトを担っているのか――。異なる部署のマネージャー3名にこれまでと現在のプロジェクトについて聞きました。

業務内容や雰囲気

皆さんが所属しているそれぞれの部の業務内容や雰囲気を教えてください。

Takaya 私が所属しているデータアナリティクス本部は、データ分析、データ解析をメインに取り扱う部署です。私はその中のIoTアナリティクス部で、主に製造業のお客さまのデータ分析を担っています。

Keita カスタマーアナリティクス部は、お客さまが抱える課題解決のためのデータ分析をメイン業務とし、プロジェクトによってはデータ基盤構築も担当しています。20代中盤から30代前半のメンバーが多い部署で、リモートワークが中心なのでSlackやWebミーティングでコミュニケーションを図っています。

Atsuki データエンジニア部はデータ基盤構築を担う他、データの利活用に適したデータベースやその周辺システムの構築が主な業務です。「技術を極めたい」というモチベーションが高い社員が多く、Slackでも技術の話が日々飛び交っています。私自身はデータエンジニアリングの業務ではなく、機械学習エンジニアリングやデータ分析を主に担っています。ただ実際の業務では、部署のメンバーでまとまって仕事をすることはほとんどなく、個々人が各プロジェクトにアサインされて仕事をするので、部署というよりもプロジェクトごとにカラーがあるという感じです。

プロジェクトとの関わり方

プロジェクトとの関わり方についてお伺いします。現在進行中のプロジェクトの数や期間、アサインの仕方について教えてください。

Keita Atsukiさんの話でも出ましたが、プロジェクトは部をまたいでチームが組まれます。メンバーはプロジェクトごとに異なり、部署の枠を超えて協力していかなければ円滑に進行できません。そのため、「どの部に所属しているか」はあまり関係なく「その人が持っているスキル」が重視されています。「この部署から何名欲しい」ではなく、「このお客さまの、こういった業務を遂行できる人材で構成する」という考え方でプロジェクトメンバーが集められています。

Atsuki プロジェクトの始め方は2パターンあって、お客さまから「こんな内容のプロジェクトを開始したいので、こういうスキルを持った方のアサインをお願いします」とご相談いただき、そのご要望に合わせてメンバーをアサインするパターンと、私たちから「このプロジェクトを遂行するため、こんなスキルを持ったメンバーをアサインします」とご提案するパターンがあります。

Keita 実際にどのようにメンバーのアサインが決まるかというと、DATUM STUDIOでは、2週間に1回のペースでアサイン会議が行われます。ボードメンバーと各部長をはじめとした全プロジェクトオーナーが出席し、どのプロジェクトに誰をアサインするか協議のうえ決めています。

Takaya アサイン後は、お客さまからいただいたデータ利活用の相談に対して、「どのように進めれば価値を提供できるか」を念頭においてプロジェクトに取り組んでいきます。お客さまからのご相談内容は、「このデータを使って新しいビジネスを立ち上げるにはどんなやり方が最適なのか」「データをどのように活用すればこの課題を解決できるか」など、多岐にわたります。
図をご覧いただければわかるように、私は年間で7~10件ほどのプロジェクトを担当しています。同時進行するプロジェクト数は平均2~5件で、一つのプロジェクトにつき2~5名ほどのメンバーで構成されることが多いです。

Keita 私が担当しているプロジェクト数は以前は10~15件ほどでしたが、今は一件一件の規模が大きくなったため、小売系とIT系企業のプロジェクトを常時5件ほど進めています。その内容は、分析系とデータ基盤構築系が半々ぐらいの割合です。プロジェクト期間は2カ月ほどで完遂するものもあれば、契約更新しながら3年以上続くものもあります。その中での私自身の主な役割は、トップレベルのマネジメントです。当然お客さま側にもそのプロジェクトの責任者がいらっしゃるためカウンターパートとして対応したり、社内ではプロジェクトマネージャーと共に進行方法を確認し、課題を共有しながら相談相手となりアドバイスしています。

Atsuki 私がメインで進行しているプロジェクト数は常時2~3件です。中には5年以上お付き合いさせていただいているお客さまもいらっしゃいます。チーム内での私の主な役割は、システム構築におけるディレクションです。データ分析やMLシステム構築の設計、実装の実務も担っていますが、お客さまをご支援する責任者としてプロジェクト全体の方向性や支援の方針を決める「全体設計」を担っています。

プロジェクトのやりがい

プロジェクトのおもしろさや大変さはどんなところにありますか?

Keita DATUM STUDIOでは、エンタープライズのお客さまを支援させていただくことが多く、予算規模も非常に大きいプロジェクトに携われるのがおもしろさの一つです。さらに、それを当社が直接受注しているため、トップレベルのマネジメントを担う立場としてプロジェクトをフルコントロールできる点も、やりがいという観点でとても魅力的です。個人的には新しいプロジェクトマネージャーを育成するのが楽しいですね。

Atsuki 同感です。お客さまと当社の間にコンサルティング企業が入っていないため、お客さまとの距離も近い場合が多いと思います。お客さまのご意見を直接伺えることで、本質を理解しないまま「とりあえず言われたことをやる」ということはまずありません。もう一つのおもしろさは、一世代前の技術ではなく最先端の技術に触れられることも、エンジニアとして魅力を感じる部分です。ただし時代の先を行く分、先端技術をキャッチアップし続ける必要もあるため、そのスピード感は大変さにもつながります。また、データエンジニアの仕事は上流のデータ生成工程の変化を適切なタイミングで下流の利用者に連携することが求められるため、そういう意味でもスピード感は大事です。ゆえに、その大変さを楽しいと感じる人にとっては非常にやりがいのある仕事です。

Takaya 当社は第3次AIブームの最中に創業し、データの利活用に取り組んできた実績があります。従って、データ分析やシステム構築など一部を請け負うのではなく、ベストプラクティスを考えながら一気通貫でお客さまのデータ利活用の支援ができる点が強みであり、おもしろさでもあると思います。

Keita おもしろさにも大変さにもつながる部分ですが、プロジェクトをうまく進めるためには、リスクの最小化が肝です。普通は気がつかないような不安材料をいかに先に見つけて、リスクヘッジできるかを常に考える必要があります。将来を見据えていなければリスクを発見できないので先回りして準備し、事前に回避する作業を行っています。それができていれば、プロジェクトは成功すると考えています。

最近のプロジェクトの傾向、時代と共に今後増えそうな案件の種類はありますか?

Takaya AIや機械学習が浸透したことで、それをビジネスに組み込んでいくフェーズに来ていると感じています。いかに高いレベルで実現するかが、今後当社に期待されるポイントになると思います。

Atsuki 確かに時代の流れには左右されますね。昨今ですと、クラウドを使ったDWHサービスも急速に発展していて、セットでAI関連ソリューションも提供されている場合も多く、そういった技術背景についてお客さまの認知も広がりつつあるため、AI利用を念頭においたデータ基盤整備のご相談は今よりも増えていくのではないかと思います。

Keita 基盤系ですかね。営業管理、販売管理、マーケティング、人事管理、在庫管理、倉庫管理、会計など、あらゆる業務において何らかのシステムが存在しますが、それらのシステムとデータベースは基本的に1対1の関係で成り立っています。そのデータベースは他のシステムのことを考慮せず、自由に作られているケースが多いのも実態です。こうした、バラバラに作られたシステムとそこから生まれたデータを一つの統合されたデータベースで管理する流れが来ています。このトレンドは、今後2~3年、長ければ5年ほど続くと予想しています。その後は、集めたデータをどのように活用するのかが課題になりそうなので、今後はそれらを分析する内容のプロジェクトが増えてくるのではないでしょうか。

メッセージ

最後に未来のDATUM STUDIOのメンバーにひと言お願いします。

Keita フェアな環境で働きたい人は当社に合うと思います。私自身は事業目標が曖昧ではなく、評価に透明性がある点に魅力を感じて入社しました。顧客の求めているレベルに成長できれば、自分の評価と給与が上がるという、市場原理に基づいた給与体系と評価システムが整っていることが非常にわかりやすくて私は好きですね。加えて、関わるプロジェクトが毎年のように変わるため、新しいことにどんどんチャレンジしたいという意欲的な方にも向いていると思います。

Atsuki 技術の進化が早くタイムリーさが必要とされる中で、お客さまから高い要求を求められることも少なくありません。どんな状況に置かれても、前向きにあるべき姿を追求できる人はDATUM STUDIOの事業とマッチすると思います。混沌としたデータ業界の最先端を走る私たちと、一緒に楽しんでいきましょう。

Takaya 当社は特定の領域に縛られたデータの分析ではなく、真の意味でのお客さまのバリューにつながるようなデータ利活用のビジネスを推進しています。このような仕事に興味がある方は、ぜひDATUM STUDIOの門を叩いてみてください。

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