magazine

ヒト・コトを知る

25年在籍した大手通信系ITベンダーからデータの世界へ。ベテランエンジニアが語る、DATUM STUDIOでの挑戦と成長

Tatsuya.E
Tatsuya.E
データエンジニアリング本部
データエンジニア2部
部長

略歴

大手通信系ITベンダー企業で25年にわたり開発・コンサルティング・営業と多彩なキャリアを歩んできたTatsuya.Eさん。これまでのキャリアを活かし、DATUM STUDIOでデータエンジニアとして新しい領域に挑戦した背景にはどのような想いがあったのでしょうか。
現在はデータエンジニアリング部の部長として、グローバルなデータ基盤構築プロジェクトを牽引するTatsuya.Eさんに、これまでの経験がどう活かされているのか、DATUM STUDIOで働く魅力、そして今後の展望について話を伺いました。ベテランエンジニアだからこそ語れる成長の可能性と仕事の面白さに迫ります。

これまでのキャリア

25年のキャリアを経て、DATUM STUDIOへ。新たな挑戦の道を選択した理由

これまでのご経歴と、DATUM STUDIOへ転職された経緯についてお聞かせください。

前職では通信系ITベンダー企業に約25年間在籍し、主にWebアプリケーション開発のプロジェクトマネジメントを担当していました。お客さまとの折衝や進捗管理を中心に担っていました。その後、セキュリティコンサルタントとして常駐し、さらに自社ソリューションの営業も経験。開発・保守運用・コンサルティング・営業と幅広い領域に携わる中で、管理職としての役割が増えると同時に、現場の業務に関わりながらもっと多様な業界のお客さまと仕事をしてみたいという想いが強くなりました。キャリアの後半戦を考えたとき「転職」という選択肢が現実味を帯びてきました。

数ある企業の中から、DATUM STUDIOを選ばれた決め手は何だったのでしょうか。

一番の決め手は、「多様な業種のクライアントと、要件定義から運用保守まで一気通貫で携われる点」です。特定のお客さまや業務領域に縛られるのではなく、幅広い経験を積みたいという自身の希望に完全に合致しました。
また、データエンジニアリングという新たな領域に対しても、前職でのログデータ分析などを通じて「データに基づいた意思決定」の重要性に関心を抱いていたため、未知の領域でありながらも挑戦したいという意欲の方が大きかったです。

プロジェクト

グローバル企業の案件を牽引。データが企業の意思決定を支える仕事の最前線

現在DATUM STUDIOの部長として、どのような業務を担当されていますか。

プレイングマネージャーとして、主に2つのデータ基盤構築プロジェクトに携わっています。

1つは、グローバルに拠点を持つ化学メーカー様のプロジェクトです。これまで各拠点で管理されていた営業成績などのデータを一つの基盤に集約し、経営層が横断的なデータに基づいて意思決定できる環境を目指しています。

もう1つは、国内のオフィス用品メーカー様のプロジェクトです。子会社で個別に運用されているデータ基盤やBIツールを共通のプラットフォームにマイグレーションする取り組みを進めています。既存システムのマイグレーションを伴うということは、データの整合性を担保しながら進める点が難儀であり、やりがいでもあります。

技術面では、データ基盤にSnowflakeを採用し、BIツールとしてPower BIやTableauを使用しています。これらのツールはDATUM STUDIOに入社してから本格的に触れるようになりましたが、学習環境が整っていたおかげでスムーズにキャッチアップできました。

グローバル案件を担当する上で、どのような点にやりがいや難しさを感じますか。

やはり海外拠点との連携ですね。たとえば会計データ一つとっても、国ごとに原価計算の方法や会計年度の考え方が異なります。それらを横断的に比較・分析できるようにルールを統一しながら策定していくプロセスは非常にチャレンジングです。

また、海外のデータ担当者との調整では、文化や働き方の違いに直面することもあります。予期せぬ事態も乗り越えながらプロジェクトを前に進めていく過程は、難しい反面、大きなやりがいを感じます。

前職でのご経験は、現在のデータエンジニアリングの業務にどう活かされていますか。

システム開発の領域は異なりますが「クライアントも明確な正解を持っていない中で、共に課題解決の方法を探っていく」というアプローチは、前職の経験がそのまま活かされています。クライアントの課題をヒアリングし「まずはこの形で進め、フィードバックをいただきながら改善していきましょう」と、具体的なステップを提示して伴走するスタイルは、DATUM STUDIOでも非常に重要なスキルセットです。

また、クライアントの社内事情を汲み取り、相手の立場・視点に立ったコミュニケーションを心がけることもプロジェクトを円滑に進める上で不可欠です。こうした顧客折衝のスキルは、開発やマネジメント・営業といったさまざまな立場でお客さまと向き合ってきた経験の賜物だと自負しています。

組織の雰囲気

成長を加速させる、オープンでフラットな組織

DATUM STUDIOのデータエンジニアチームは、どのような雰囲気なのでしょうか。

多様な個性を持つメンバーが互いを尊重しながら共存している組織だと感じます。黙々と作業に打ち込む職人気質の人、チームを盛り上げる賑やかな人、面倒見が良い人などさまざまですが、根底には“新しい技術や知識が好き”という共通の価値観があるように思います。

Slackでのコミュニケーションも活発で、常にさまざまな情報が飛び交っています。誰かが質問を投げかければすぐに誰かが知見を共有してくれる。こうした助け合いの文化が根付いていますね。

また、失敗を恐れずに挑戦することを奨励する組織なので、メンバーは萎縮せず、のびのびと新しいことにチャレンジできるのだと思います。

エンジニアの視点から、「学習環境」や「キャリアパス」の魅力を教えてください。

学習環境が非常に充実しています。各種クラウドサービスの検証環境が用意されており、申請すればすぐにハンズオンで技術を試せますし、「学びたい」と思ったときに即実行できるスピード感とハードルの低さは、エンジニアにとって大きな魅力です。それに加えて、Udemyのような外部研修サービスや、毎年更新される自社オリジナルの教材も豊富に揃っています。

キャリアパスについてもマネジメントとスペシャリスト双方の道が用意されており、個人の志向性に応じて選択できます。リモートワークを基本としながらも、こうした制度や文化がエンジニア一人ひとりの継続的な成長を支えていると感じます。

DATUM STUDIOで描く未来

部長として描く未来と、未来の仲間へのメッセージ

部長に就任されてから、どのようなことを意識されていますか。また、今後の展望についてお聞かせください。

DATUM STUDIOは事業拡大に伴い、毎月新しい仲間が増えている状況です。部長として最も大切にしているのは、組織が大きくなってもこれまで築き上げてきた「フラットで活発なコミュニケーション」を維持することです。

そのために、部長として意識しているのは、メンバー一人ひとりとしっかり向き合うことです。1on1などを通じて得意分野や目指す方向性を理解し、それぞれの強みを最大限引き出してチーム全体の成長につなげていきたいと考えています。

最後に、この記事を読んでDATUM STUDIOに興味を持った方へ、メッセージをお願いします。

DATUM STUDIOは多様な業界のクライアントが抱えられている経営課題の解決に挑戦できる刺激的な環境です。そして周りにはさまざまなバックグラウンドを持つ優秀な仲間たちがいます。この二つの要素が掛け合わさることで、エンジニアとして豊富で質の高い経験を積むことができると確信しています。

プロジェクトでは、必ずといっていいほど困難な課題に直面します。その際、諦めずに粘り強く取り組み、解決策を考え抜くことができる方、課題に対して“もがく”ことを楽しめる方であれば、大いに活躍できるはずです。私たちとともに、データで未来を創造する仕事に挑戦しましょう。

DATUM STUDIO
IN FUTURE