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ヒト・コトを知る

メンバーそれぞれの個性を活かし、組織を拡大する。DATUM STUDIOで「仕事をデザインする」コンサルタントの今と未来

Kai.T Kazuaki.T
Kai.T Kazuaki.T
コンサルティング本部 
ストラテジー&コンサルティング部

対談メンバー

Kai.T
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コンサルティング本部 ストラテジー&コンサルティング部 部長
入社時期:2020年度中途入社
前職:新卒で外資系コンサルティングファームに入社し、金融規制対応システムの構築支援に従事。DATUM STUDIO入社後は物流系分析基盤構築や大手通信会社とのアライアンス案件を推進。


Kazuaki.T
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コンサルティング本部 ストラテジー&コンサルティング部
入社時期:2022年度中途入社
前職:新卒で建設コンサルタント企業に入社し、地方公共団体担当の営業職として従事。DATUM STUDIO入社後は不動産企業、クレジットカード企業の情報系基盤構築・運用を担当。

部門のカルチャー

コンサルタントならではのコミュニケーション

まず、お互いをどのような人柄・コンサルタントだと感じていますか?

Kazuaki 個人的な見解を含みますが、当社は上下関係があまり強くないと感じていて、全体的にフラットなコミュニケーションであると思います。特にKaiさんは、自然と人を惹きつける存在で、良い意味で「上司」という感覚があまりありません。その人柄でチームに安心感と活気をもたらす方だと思います。

コンサルタントとしては、前職で金融業界を担当されていることもあり、締めるべきところはしっかり締めるスタイルです。一方でエンジニアとのやりとりが巧みで、メンバーへの権限委譲の仕方が非常に上手だと感じます。

Kai 優秀なエンジニアに囲まれているからこそ、メンバーに任せられる部分は積極的に任せるようにしています。私が尊敬する上司は、クライアントや業界、技術を深く理解し、対話できる方ばかりでした。プロジェクトマネージャーとして、表面的に物事を進めるのではなく本質を理解して判断するという姿勢を常に意識しています。

kazuakiさんは、自分で学びを深めるだけでなく、それを周囲と共有できる点が大きな強みです。彼がいることで属人的な知識が生まれにくくなります。また、独自の意見を持って発信できる点もチームにとって価値があると思います。

リモート中心の環境で、チームワークを築く工夫はありますか?

Kai Web会議は仕事を進めるうえで効率的ですが、雑談が生まれにくいのが課題です。そのため、会議の冒頭では意識的にプロジェクトとは直接関係がない話題やニュースを取り上げ、アイスブレイクの時間をつくるようにしています。

Kazuaki 複数人が参加するWeb会議で自然発生的に雑談を促すのは難しいですよね。私は社内のチャットツールにある雑談チャンネルをチェックし、「そういえば〇〇さん、先週旅行に行ってましたね」と会話のきっかけをつくるようにしています。

プロジェクトの進め方

性質の異なるプロジェクトから得られる価値

要件定義から基盤構築までを一貫して支援する「一気通貫型」のプロジェクトを中心に、必要に応じて複数のベンダーと協力しながら進める「協業型」のプロジェクトも展開しているそうですね。それぞれの特徴や面白さを教えてください。

Kai 「一気通貫型」でプロジェクトの全工程を担う場合、最大のメリットはコミュニケーションコストの低さです。課題の共有から解決策の模索まで、社内でスムーズに連携でき、技術的な課題に対してエンジニアが試行錯誤している”リアルな情報”に触れられるのは大きな利点です。そこで得た知見は、他のプロジェクトにも活かせる貴重な財産になります。

Kazuaki  一方で「協業型」のプロジェクトは、クライアントにとって各領域で専門性の高いベンダーを組み合わせることで、コストを最適化できるメリットがあります。一方でベンダー側からすると関係者が増える分、コミュニケーションは格段に大変になりますが、各々のスコープが明確になるためゴール設定がしやすいメリットがあります。プロジェクトに区切りがあることでメンバーのモチベーション維持にも繋がります。

他社の仕事の進め方や発想に触れられるのも、プロジェクトマネージャーにとって大きな学びになります。自分たちが当たり前だと思っていた解決策が、他社の視点では異なることに気づかされます。様々な視点で学びを得られる機会が豊富にあるのは、このスタイルならではの面白さです。

大切にしていること

クライアントと技術をつなぐ架け橋であれ

コンサルタントとして、最も大切にしていることは何ですか?

Kai クライアントとの関係性を築き、信頼を積み重ねることです。高度な技術を扱う仕事だからこそ、エンジニアが話す言葉とクライアントの理解にどうしてもギャップが生まれます。その間に入り、認識の共有は十分かを確認しつつ丁寧に対話を重ねる「架け橋」としての役割が不可欠です。これまでお客さまに恵まれてきたこともあり、関係性構築の勘所を学ぶことができたと感じています。

Kazuaki 全く同感です。専門用語だけではコミュニケーションは成立しません。お客さまが辿ってきた経緯や背景を深く理解し、目指すべきゴールに対して今どの地点にいて、どのようにステップを踏んでいくべきか対話できることが重要です。プロジェクトを円滑に進めるための潤滑油になること。それが私たちコンサルタントとしての大切な役割だと考えています。

社会的なインパクトや仕事の手触り感は、どのようなときに感じますか?

Kazuaki 建設コンサルタントとして働いていた前職では、実際に構造物として完成する瞬間に立ち会うことで、達成感を味わうことができましたが、現在は少し異なります。
たとえば競合分析を手がけた商業施設がオープンし、多くのお客さまで賑わっているのを目にしたとき、「画面の中の数字」が人々の動きとして見える気がして、そこで自分の仕事の価値を実感します。

Kai 私は、お客さまの本番データに触れるインプットの段階で手触りを感じることが多いです。自分が普段利用しているサービスの裏側でどのようなデータが生成され、それが企業の売上にどう繋がっているのか。データから会社の構造そのものを理解していくプロセスは、コンサルタントならではの面白さだと感じています。

今後はAIの発展で私たちが可視化・整理したデータを元に、よりスピーディな施策提案が可能になるでしょう。そのサイクルを回すことで、社会へのインパクトもより大きなものになっていくはずです。

メッセージ

尖った個性で組織をいかに拡大させるか

組織が拡大していく中で、メンバー個々人の「秀でた部分」をどう維持していくと考えていますか?

Kai 非常に重要なテーマです。組織が大きくなれば、ある程度の標準化は避けられません。だからこそ採用においては意識的に新しい視点や発想をもたらしてくれる人材を求めています。
最近も私にはない新しい発想を持った方が入社し、さっそくチームに良い化学反応が起きています。多様な個性を持つメンバーが刺激し合うことで、組織全体の活性化に繋がると考えています。

Kazuaki 私はこれまでの経歴以上に「自分の意見を自分の言葉で伝えられる人」「何かを成し遂げたいという強い意志を持つ人」に魅力を感じます。尖った個性があるからこそ、組織は面白くなるのだと思います。

DATUM STUDIOのコンサルティング部の強みと、未来の仲間へのメッセージをお願いします。

Kai 我々の最大の強みはコンサルタント単独で戦うのではなく、優秀なエンジニアたちとの両輪で共にソリューションを提供できることです。机上の空論で終わらせず、技術的な裏付けをもって、実現可能で先進的な提案ができること。それこそがコンサルタントにとって最強の武器です。

Kazuaki クライアントの要望をそのまま受け取るのではなく、目的立脚で優先順位を考え、道筋を立てて提案し、仕事をデザインできる人には最適な環境といえるでしょう。

Kai まだまだ組織として足りない部分も多く、裏を返せばこれから入社される方にとってもチャンスに溢れているということだと思います。自分の専門性を活かし、チームに新たな色を加えてくれる方、この変化の激しい業界で楽しみながら共に未来を創っていける方のジョインをお待ちしています。